栗林 賢次 / Kenji Kuribayashi
一級建築士 国土交通大臣登録 第224494
一級建築士事務所 大阪府知事登録 第(ヘ)14665号
社団法人日本建築学会会員
社団法人日本建築家協会会員
社団法人大阪府建築士会会員
愛媛県八幡浜大島現地調査
2017.6.21
こんにちは。
所員の辻林です。
6月も下旬になり、暑い日が続きますね。
こう暑いと、のどが渇くスピードが速くなってしまい、
休みの日に出かけたりしても、喫茶店に入る回数が多くなります。
出かけているのに休憩が多いと、はてさて自分は何をしているのだろうと考えてしまい、
喫茶店の入り口で逡巡するわけですが、
冷房の効いた店内と、冷たいクリームソーダを前に抵抗する術もなく、
あくまで本を読むためだとか、考え事をするためだとか、
並べられるだけの弁解の言葉をならべ、キィとエデンの園への扉を開ける日々を送っています。
さて、少し前の話になりますが、
愛媛県八幡浜市の大島(以下八幡浜大島)に行ってきました。
八幡浜大島は昔ながらの漁村風景が今なお残っている
山と海に囲まれた自然豊かな離島です。
(八幡浜大島のHPに詳しく載っていますので、詳しく知りたい方は
こちらよりどうぞhttps://yawatahama-oshima.localinfo.jp/)
来年に開島350年を迎えるこの島に交流拠点を建てる計画があり、
現地調査へと向かったわけですが、
一面に広がる空と海、背面にそびえたつ山、先人の知恵によって建てられた村等、
自然や島民の方々が暮らす風景が見事で、
大阪生まれ、大阪育ちの自分にとってはとても感慨深い光景でした。
当然のごとくバリヤフリーという概念はなく、階段や急な山道が多い中、
それに負ける事なく生活している島民姿には、なにか都会では感じられない豊かさを感じました。
道を歩けば自然と会話が生まれるこの島において、
はたしてコミュニケーションにおける建築の在り方とは何なのか。
コミュニケーションにとって建築は必要なのかという議論が沸き上がります。
月並みな命題ですが、自分自身の内で弁証法を行い、咀嚼する事のみが
様々な問題を解決できる術であると改めて思います。
さて、そんな魅力的な大島の写真をいろいろと撮ってきましたので、
載せておきますね。
辻林政憲