住居

兵庫県芦屋市

111.88m²

地上2階建 / 木造

心安らぐ住まいの「ありよう」とはどのようなものでしょうか？一日の疲れを程よい心地良さに変えてくれる、時に緩んだきもちを引き締めてくれる、そんな住まいではないでしょうか。空間がなしえる業は音楽よりもっと無意識にそしてゆっくりと住まい手の心身に語りかけてきます。ここでは、住まい手お気に入りの「白」を基調に、住まい手お気に入りのアイテムで部屋のイメージを変えられるよう空間（床、壁、天井）は最小限に抑えた表現としました。2階の床は床暖房設備が備わっていた為、白い輝きを失わない、耐久性を備えたタイル貼りとし、清潔感あふれる快適な空間にまとめています。勿論、生活機能の確保は重要です。1階の2部屋を丸ごと納戸とし機能的でメリハリある空間に再配置しました。空間は決してでしゃばらない存在であること、そして住まい手の求める暮らしの「ありよう」を引き出してやることが重要であると考えています。